哀しき玩具2-真奈美の受難-

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1 ひとり残業

 ありがとうございました 20**.05.07 21:05 From:: 中原真奈美 To: 鷲尾啓士
 本日はお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございました。
 社長御自らお茶を淹れてくださったのには感激いたしました。
 御郷里のお菓子も大変美味しゅうごさいました。甘いもの大好きです(笑)
 帰社してすぐ同僚の代理で別件の取材に行かなくてはならなくなり、
 お礼のメールがこんなに遅くなってしまいました。申し訳ありません。
 これからやっと原稿の整理に入れます(がんばらなくては…)。
 今日はひとり残業です。

 今日午前の取材先に向けて、遅れに遅れたメール。先方は真奈美が編集部に配属されたころからの知り合いで、気を遣う相手ではなかったが、礼を欠いてはいけないはずだった。今日は朝から夜までいろいろありすぎて最低限のこともやりそこなった。そんな自己嫌悪もあり、疲労も感じている。
 鷲尾へのメールを送って 1 時間ほど仕事をしたが、なかなか捗らない。締切は来週だから週明けに取りかかっても間に合うはず。金曜の夜に頑張らなくてもいい気がしてきていた。
 立ち上がって背伸びをする。
(また最後になっちゃったな…)
 窓から駐車場を見下ろしながら、溜息をつく。
 『 L 商工ジャーナル』の編集部は 3 階建て社屋の 3 階。このフロアに自分しか残っていなかったのは承知していたが、午後 9 時を回ったいま、 15 台入る駐車場にも車は赤の軽が 1 台あるだけだ。真奈美の愛車である。
 締切が迫れば残業で午前になることも珍しくない。問題は、会社全体での最終退出となるとセキュリティシステムの操作をしなくてはならないことだ。何度もやっていることだが、まだマニュアル片手でなくてはできない、面倒な作業だった。
 経営の芳しくないソフトハウスを退職し、この会社に中途採用されて 6 年。新人のころとは違い、真奈美ひとりが最終退出にならないように上司や先輩が気遣って一緒に残ってくれることもなくなった。信頼されているからとも言えるのだが、“女”の身としては淋しくもある。
 今年 34 歳。傍目には、婚期をほぼ逸し今後も結婚する気はない、と見えるのだろう。
 そう。確かに結婚の予定はない。それは。婚期を逸したからではないのだが--
 車で通勤していることもあり、酒に誘われても断るのが常だった。そして、男と深い付き合いができない身であるために、どうしても男を遠ざけがちだ。そんなこんなで「中原は男に興味がない」という評判である。
 男たちから敬遠されていたほうがいい。無理なのだから--
 そう割り切って生きているつもりだが、こんな夜は無性に淋しくなる。
 ふと、メール着信の音--

 こちらこそ 20**.05.07 22:05 From:: 鷲尾啓士 To: 中原真奈美
 鷲尾です。メール拝見しました。(まだ会社にいるのかな?)
 「社長自ら」といっても僕がいちばん暇だったからですが(笑)
 中原さんにご足労いただけたのが嬉しかったですよ。社員も喜んでいました。
 僕は僕であれから現場の応援に出なくてはならなくなり、さっき戻ったところです。
 こちらもひとりで残業です。ま、珍しいことではないですが。
 中原さん!
 もしかして夕食(夜食?)がまだでしたら、弊社の近所でご一緒にいかがですか。
 たしか帰り道の途中ですよね。二人とも車なので、アルコールは抜きで。
 24 時くらいまでは仕事場にいますので、これを見たらメールかお電話をください。

(まあ…)
 金曜の夜にひとり残業している人がここにもいた。疲れて空腹も感じ、もう帰ろうかと思ったときに、食事の誘い。絶妙のタイミングだ。
 鷲尾は社員数名を抱えるベンチャーの社長。マイクロコンピュータのプログラミングを手がけている。 24 歳で起業して 6 年目、 30 歳になったところだ。真奈美より 4 歳も年下だが、一国の主であるせいかその年齢差を感じさせない頼もしさがあり、何より楽しい人物だった。
 起業当時からの知り合いである真奈美に鷲尾は好意を抱いているらしい。でなければプライベートの食事に誘ったりはしないだろうし、今日の取材中も上機嫌だった。きっと真奈美を同い年か 1 ~ 2 歳上、すなわち“守備範囲内”だと思っているだろう。それは有り難いことではあったが、鷲尾の好意が進展したりしないように、思わせぶりにならないように、気をつけなくては--

 こんばんは。 20**.05.07 22:10 From:: 中原真奈美 To: 鷲尾啓士
 原稿が片付きそうもないので諦めて帰ろうとしていたところです。びっくりしました。
 夕食(夜食?)はまだなので、 1 時間くらいでよろしければお付き合いいたします。
 会社に伺えばよろしいでしょうか?

 率直に嬉しかったのだが、その気持ちを前面に出してしまうのは良くないと思い、あっさりした文面にした。返事はすぐ来た。

 Re: こんばんは。 20**.05.07 22:15 From:: 鷲尾啓士 To: 中原真奈美
 会社へお越しください。車は駐車場の空所のどこに停めてくれてもでもいいです。
 こちらもびっくりしましたよ。頑張って働いているといいことがあるもんですね。
 で、申し訳ないんですが、僕の仕事がもう少しかかりそうなので、
 そちらを 23 時くらいに出てきてほしいんです。いいですか?

(ああ、忙しいんだ…)
 鷲尾は仕事を中断して、あるいは放棄して食事するのかと思ったが、どうやら急ぎのことがあるらしい。

 Re: こんばんは。 20**.05.07 22:20 From:: 中原真奈美 To: 鷲尾啓士
 わかりました。22:55からセキュリティシステムと格闘して、
 何も失敗しなければ、たぶん、きっと23:00に出ます(笑)

 今日は取材があったので、普段より少しお洒落をしている。特に先方が男性の場合、パンツでなくスカートで出かけたほうが明らかに対応がスムーズなのだ。それを知っているから、濃紺のシフォンスカートを中心にまとめた。
 北国の長い冬がようやく終わる気配の、暖かな陽射しに恵まれた日だった。スカートは膝丈。純白のブラウスにはさりげなくフリルとリボン。春らしくフェミニンな装いだ。ストッキングはベージュ、パンプスはスエードの濃紺。冬の間は黒のストッキングを履くこと多かったし、黒は大好きなのだが、春の予感に脚の肌色を露出してみたい気分も大きかった。最近は暖かくなっても、暑くなってさえ黒を履いている女が少なくないだけに、ベージュのストッキングに包んだ脚は周囲にも新鮮なはずだった。
 真奈美は自分の脚が気に入っている。厳しい冬場でもスカートで脚を出すのが好きだ。脚に周囲の視線がちらちらまとわりつくのも、時には露骨に好色な目で舐められるのも、嫌いではなかった。ただ--
 その日鷲尾の会社を訪れたときの、若い社員たちの反応にはいささか神経を遣った。女っ気のない会社にフェミニンな装いで現れたのもいけなかったのだろう。ワンフロアの隅にある鷲尾のスペースで向き合って座っていると、彼らは鷲尾の背後から真奈美の様子を始終うかがっているのである。まるで真奈美の脚や、スカートの中に興味があるかのようだった。
 そして帰り際には写真まで撮られた。しかも「表情が強ばっているから」と何枚も--
 鷲尾はそんな若い社員を制するでもなく「どちらが取材されてるかわからないな」などと笑っていたが、真奈美はそれに同調して笑う余裕はなかった。午後の取材に出る前に鷲尾にメールできなかったのは、帰社しても心にわだかまりが残っていたからだ。
(…欲望の対象にされていた…)
 正直なところ、それが不快だったわけではない。ただ、劣情の混ざった目で舐められて、平常心でいるのが難しかったのだ。
 退出まで時間があるので、小用と化粧のためトイレに入る。少し汗ばんだ気がするので、ストッキングとショーツも予備のものに取り替えることにした。
 個室の中でスカートを下ろし、パンストを下ろし、ショーツを下ろす。いつもの癖で、太腿をぴったりと閉じた形で便座に座る。やがて尿意が来て--
 ヴァギナに押しつけたペニスの先端から、後方に向かって尿が排出される。
 ショーツの中でペニスを隠しておくには、パンストの生地を縫ってペニスを包む筒を作り、股間に--つまりヴァギナに被せるように挟んで、前に出てこないよう後方で固定するのがベストだった。ショーツを穿いてもそこが膨らんだりはせず、そのまま小用を足すこともできる。
 下腹部がずっとむらむらしていたのが、排尿して少し楽になった。だが、いよいよ淫欲は高まってくる。
(…食事をして、帰ったらすぐオナニーを…)
 成熟の盛りにいながら男を遠ざけなくてはならない真奈美にとって、唯一“女”の悦びを得られるのがオナニーだった。それもこの 1 週間ほど、多忙のあまりしていなかった。昨夜も、オナニーを始めようと思った矢先の間違い電話に気勢をそがれて、しそこなったのだ。
(…今夜こそ、 1 週間分しなくちゃ…)
 男がするようにペニスをしごいて快楽を得るようになったのは 25 歳のころ。ペニスが形を成してから 1 年ほど経っていた。
 大学を卒業し、前の会社に就職して 2 年目、 24 歳のときに異変は始まった。
 尿道口のあたりが膨らんでいる気がしていた。雑菌でも入って腫れているのかと心配になり、泌尿器科を訪ねたが、そのときは特に医学的な異常は認められなかった。
 様子を見るうち、尿道口の周囲の肉が盛り上がっていき、やがて突起状になった。一大事だと思ったが、その形状がまるでペニスのようであったため、恥ずかしくて医者に診せられなかった。
 尿の排泄には問題はなかったが、ペニスの成長とともにクリトリスは縮小していき、やがて消失した。ペニスは勃起時で 12 cm ほどのものとなった。
 おぞましいペニスが生えてしまったことも、女の命であるクリトリスを失ったことも当初はショックだった。だが--
 クリトリスを上回る快楽をペニスが与えてくれることを知ると、立ち直れた。性欲が高まるとクリトリスが充血したようにペニスは固く勃起し、しかも刺激を与えれば精液が出るのだ。精液とはいっても、精子は含まれていないので無色透明。ただし、それなりに粘性はある。
 自らの手で初めて射精に至ったとき、得られた快楽はクリトリスでのそれを上回った。しかも--
 真奈美がペニスで得る快楽は、男が得る快楽をも超えているのだった。
 男なら、通常は一度射精すれば性欲は落ち着く。二度目をしようとしても時間がかかり、三度目は無理なこともある。
 だが、真奈美のペニスは一度射精に至っても萎えない。刺激を与え続ければ続けざまに何度も射精する。回を増すごとに放出する量は減っていくのだが、少し時間を置けばまた出るようになる。
 まるで女の潮吹きのようなものであるが--
 実に、真奈美はもともと女性器への刺激でも盛大に潮を吹く女だった。
 学生時代、アルバイト先の学習塾のオーナーに手を着けられた。初めは塾長室で、やがてラブホテルで、 47 歳の塾長はまだ 19 歳だった真奈美の全身を貪るように犯した。もともと敏感な体質だったせいもあり、執拗に責められるうちに開発された真奈美の身体は、やがて絶頂時に悦びの潮を噴き上げるようになっていた。
 身長 153 cm 、体重 40 kg の小柄な身体でよくぞ、と思うほどに真奈美は絶頂を続け、潮を吹いた。そんな真奈美の身体に男はのめり込み、一夜の行為が終わるころには真奈美は失神したように消耗しきっていたものだった。
 真奈美の大学卒業・就職と同時にその男とは縁が切れた。まして真奈美にペニスが生えてからは、会うわけにはいかなくなった。
 ただ--学生時代にそんな快楽を知ってしまうと、男の手が恋しくてならないのは確かだ。
 だから、真奈美のオナニーは入念になる。自分で自分を徹底的に犯すのである。
 ペニスなどが生え、クリトリスを失ったこと以外は、真奈美は完全な女である。ヴァギナでの快楽とペニスでの快楽は独立であるため、それぞれで絶頂を味わうことができる。
 通販で手に入れたバイブレータとオナホールが活躍する。まずバイブでヴァギナを犯し、次にオナホールでペニスを犯す。ヴァギナとペニスで交互に、あるいは同時に、絶頂の波に呑まれていく真奈美--
 こんな自分を受け入れてくれる男がいれば、と思う。だが、ペニスの生えた女など「化け物」に等しいのに違いない。ときおり起こる衝動は、激しいオナニーで鎮めるしかないのだった。
 ペニスをパンスト生地の筒に納め後方に引いて固定し、ショーツとパンストを新しいものに取り替え、トイレを出て 30 分--
 セキュリティシステムと“格闘”して屋外へ出た。春先のことで夜風はまだ冷たい。
 愛車の運転席の横でリモコンを操作し、ドアを開ける。運転席に座る。
 エンジンをスタートさせようとした、その時だった。
 背後から、タオルのようなものを押しつけられた。
 有機溶剤のような臭いがした。両手を押さえられてもがくうち、意識が遠のいた。
 別の手が真奈美の口にバイアグラを押し込む。
 男は 2 人だった。駐車場に真奈美の車だけが残っているのを見計らって、運転席のウインドーから金具を差し入れてドアを開け、潜んでいたのである。
 真奈美の愛車が発進する。運転するのは、真奈美ではない--

2 監禁されて

「おおい、姉さん。そろそろ起きろや」
 ぴたぴたと、頬を叩く者がある。その動作には、意識を失った女を気遣う優しさは微塵もない。
「…う…」
 乗り物に酔ったような吐き気がした。
「お目覚めのようだな」
 かすむ視界の中に、男の顔らしきものがあった。パンストを覆面がわりに被っているのだ。
 20 代後半くらいだろうか、工事現場の職人のような風情の、肉体労働者然とした服装だ。
(…そうだ。私は…)
 車に乗った途端、薬をかがされて--
 今はその曲者たちのところに監禁されている?--
 自分の全身に意識を馳せると、両手首を縛られて吊されているのがすぐにわかった。スエードのパンプスの爪先が辛うじて床に着くかどうかという、苦しい高さだった。着衣はまだ無事だったが--
 おそるおそる顔を起こすと、目の前に複数の男。左右にもいた。
「…えっ…」
 全部で 7 ~ 8 名だろうか。やはり全員、パンストを被っている。全員が真奈美より年下である気がするが、みな大柄だ。 153 cm の真奈美は爪先立ちをさせられていても彼らを見上げる恰好になる。
 忌まわしい危険が迫っている。緊張が恐怖に変わり、心臓が躍り始めた。
「…何なの…」
 どこかの地下室のような、窓のない、けれども広い一室。真奈美はその中央に吊され、照明を当てられていた。
「いひひ…いいねえ、怯えた表情。ムラムラくるぜ」
「何なの…って、わかってんじゃねえの?」
 とりわけ凶暴そうなやつが、おとがいに手を掛ける。これ見よがしに舌なめずりしながら、
「楽しませてやるから…」
 思わず身を強ばらせる。顔を背けようとするが、男の手ががっしりと顎を掴んで離さない。
「…やっ、やめて…こんな…」
 見ず知らずのチンピラなどに、弄ばれるわけにはいかない。身体の秘密を知られるわけにはいかない。
 だが、状況は絶望的だ。
「こんな、何だよ」
「…こっ…」
「ああ?」
「…こんなことをして…ただで済むと…」
 そこまで言うと、
「うはははははは」
 爆笑が起こる。
「言ってくれた。まさにこのシチュで言って欲しいことを」
「こんなことをして、ただで済むと思ってるの?」
 甲高い声で、真奈美のソプラノを真似ておどけるやつ。それを受けて、また爆笑。
「ただで済むかって?」
 今度は低い声だ。
「ただで済まないのはどっちかな」
 芝居がかった台詞。再び爆笑。恥ずかしくて、悔しくて、涙が流れた。
「今までのところ、見てみるか?」
 悪い予感がしながらも、何を言われているのかと戸惑っていると--
「ほおら」
 目の前にビデオカメラのモニター。
 吊されて、昏い眠りを続ける自分の姿。怯える表情。そして、
--こんなことをして…ただで済むと…
 いましがたの自分の声。
「…いやああっ!…」
 陵辱されるばかりでなく、映像に収められるのだ。そのための照明であり、この部屋なのに違いない。
「これから何をするのかわかったところで、主演女優の紹介といくか」
 真奈美の背後に回った男が手にしているのは運転免許証。真奈美のバッグを探ったのだ。真奈美の顔の左に並べる。
「自分で言ってもらおうか」
(…名前を?…)
「抵抗したって、免許証はもう映ってるんだぜ」
 無駄を承知でかぶりを振った。
「しょうがねえな。名前は中原真奈美。昭和 ** 年 2 月 20 日生まれで… 34 歳か」
「へぇ、 34 ?…意外。熟女じゃん」
「 28 くらいかと思ってたんだけど」
「若作りなんだな」
 褒められているような侮辱されているような気分の中だったが、
「…がっかりでしょう…」
 見たところ男たちは 20 代ばかり。こんな年上の女を犯そうとは思わないのではないか。
「…期待はずれなら、お願い…このまま帰して…」
 一旦静かになった男達。一縷の期待をしたが、
「ますます気に入ったよ、お姉さん」
「…え…」
 無駄だったようだ。
「お姉さんは、独身なんだろう」
「…だったら、何…」
「 34 歳になっても 20 代に見えるのは、あまり男とヤッてないからじゃないかな」
「ははあ」
「なるほど」
 口々に言いながら真奈美を凝視する。
「じゃあ、溜まってるだろう」
 その一言につい反応して、
「…そ…」
 思わず顔を赤らめた。それがいけなかった。
「おお、図星だぜ」
「ぎゃはははははははは」
 言葉を返せない。ただかぶりを振る真奈美だ。
 淫欲が高まっていたのは確かだ。そして、今も--
 こんな状況なのに、なぜだか下腹部がムラムラと燃えている。
「こんなに綺麗で可愛いのに、どうして男に縁がないんだろうねぇ」
「アタマ良さそうだよねえ…男より仕事のほうが好きだったりして?」
 絶望に泣きながら、真奈美は戸惑っていた。こんな状況なのに、ペニスが激しく充血しているのだ。
(…いったい、どうなってるの…)
 会社を出るときまでは、確かに淫欲が高まっていた。だとしても、こんな危機に陥ってはペニスが勃起するはずがない。だというのに、真奈美の意思とは無関係にペニスは快楽を求めているかのようだ。
 それがバイアグラの効果だということを、真奈美は知らない--
 背後にいる男が、腕に触れてきた。ブラウスの上から淫靡なタッチで指を這わせてくる。
「…うっ、いやっ…」
 思わず仰け反った。その刺激に、ペニスの充血もいっそう増した気がする。
「おや、お姉さん。ビンカンなんですねぇ」
 調子に乗ってさすり続ける。肘の辺りから二の腕、やがて腋の下へ指が来て、
「…いやあっ…いやっ…」
 抵抗しようにも、かぶりを振ることしかできない。縄がぎしぎしと鳴った。
「うーん…いい声で鳴くじゃん」
「もうたまんねぇ」
 男達が取り囲み、手が一斉に伸びてきた。
「…だっ、だめ…」
 二の腕に、腋の下に、脇腹に指が這う。背後から腋の下をくすぐっていた手は、次に乳房に来た。
 ブラウスとブラジャーの上からだが、男の逞しい手は真奈美の貧弱な乳房をしっかりと掴んだ。
「…あうううっ!…」
 ぐん、と上半身が仰け反る。
「真奈美さんは貧乳だな。何センチだよ」
 上半身じゅうに男の指が這っていては、ろくに呼吸もできない。ただかぶりを振るだけだ。
「言えよ。言うまでこのままだぞ。カップもな」
 息も絶え絶えになりながら、
「…78センチ…Bカップ…」
「うはは。貧乳だ」
「だけど、貧乳のほうが感度がいいってのはホントだぜぇ」
 このまま犯されてしまいたくなってきた。だが、それは死んだ方がましなほどの羞恥を味わうことを意味する。
 乳房と上半身をもみくちゃにされていると、
「なかなかいい絵が撮れてるじゃないか」
 背後から聞き覚えのある声。はっと振り向くと、
「ようこそ、中原さん。素晴らしいポーズだね」
「…鷲尾さんっ!…」
 信じられないという真奈美の顔を正面から見据えながら。
「ひとりで残業とはお疲れ様でした。知らせてくれて良かったよ」
「…そ、それじゃ…」
 真奈美を拉致したのは鷲尾のさしがねだ。
「こういう機会があればと、いろいろ考えてたんだよ。残業が多いのは知ってたから」
 計画的--
「綺麗で可愛いのに男の気配がないのはなぜだろう…って思ってたんだよ。考えられるのは潔癖症だった。それなら力づくでこじ開けてやればいいってことで、集団でお迎えすることにした」
「…なんてことを…」
「ま、ありていに言えば、あんたにムラムラきてたんだよね。それとなくモーションをかけても乗ってこないんで、こっちの思考もだんだんエスカレートした。たまたま今日、金曜の夜にひとりで残業だっていうからメシに誘ったら意外に OK だって言う。そこで閃いた」
 夕食の約束をしてから会社を退出するまで時間を取らせたのは、真奈美の車に男 2 人を忍び込ませるためだったのだ。
「今日取材に来たお姉さんが淋しそうだから慰めてやらないか…って、こいつらに持ちかけたら大乗り気だったよ。こいつらも随分そそられていたからな」
 鷲尾が饒舌に喋る間にも上半身は嬲られている。
「俺はまだ見物するから、しばらく任せる。もう少しほぐしてやれ」
 鷲尾が壁の椅子にふんぞり返ると、また若い連中に囲まれる。
「…ううっ…お願い、私は…だめなのっ…」
「何がだよ」
「妊娠してるわけないしな」
「生理中だってのなら、心配は要らないぜ。俺らは平気だから」
「…そんなことじゃ…」
「わかんねぇな」
 突然、死への衝動が起こった。
 舌を突き出して噛もうとした。一瞬のことだったが、
「おおっと」
 すんでのところで口の中に指が入ってきた。その指に口内を掻き回される。
「…うむ、うう…」
「もったいないことをしてくれるなよ。せっかく楽しませてやろうってのに」
 猿轡を噛まされた。これで舌を噛むことはできない。どころか、喋る自由も奪われた。
 そんな真奈美を横目に、
「なあ、せっかくの熟女だしさ」
「ああ?」
「お姉さんは男がいなくて溜まってるっていうし、今日も残業でお疲れなんだろう」
「だから?」
「このメンバーだけじゃお姉さんを満足させられないかも、だぜ」
(…何を言ってるの?…)
「応援を呼ぶのか?」
「ああ。ただし参加費は取るとして」
(…なんですって…)
「社長、構わないすか」
 そう振られると、鷲尾は、
「あんまりヤバイのは呼ぶな。秘密を守れそうな奴だけな」
「よし。ちょっとメールするか。写メ付けて」
 携帯のカメラが真奈美を捕らえ、フラッシュが光った。
「…むーっ!…むううーっ!…」
 やめてえーっ…と言っているのだが、無駄だ。
「よし、と…こんなのでどうかね、お姉さん」
 送信済みのメールの文面--

 雑誌の編集をしているアタマよさげで可愛いお姉さん。
 どう見ても 20 代なのに実は 34 歳の熟女。
 身長 152 ~ 3 、バスト 78 の B 。スリムで貧乳でビンカン。
 彼氏いない上に仕事忙しすぎて溜まってるんだって。
 このお姉さんを満足させてやりたい奴は例のボロ屋に集合。
 会費 1 本。道具持ち込み自由。
 ビデオに映りたくない奴は覆面してくること。

3 暴かれる

「…むうっ…ふぐ、うっ…」
 男達の手は下半身にも伸びていた。上半身への責めは続けながら、時々交代しながら真奈美の脚を嬲っている。
「綺麗な脚だよなあ」
「背が小さいわりに脚がすらーっと長いんだよな」
 男の手に触れられるのは 12 年ぶりだった。それだけでも刺激はきつ過ぎるというのに、今は男が 10 人以上もいるのである。
 逞しい手に足首を掴まれたときから、もう性感は燃え上がっていた。脹ら脛から膝、太腿、と 5 人分の指が這い、ストッキングは数箇所伝線している。
 スカートを太腿の半ばまでまくりあげ、つつーっ…と指を這わせる奴。
「…むぐっ…ふううっ…」
「綺麗な脚がまたオッパイ以上に敏感なようだねぇ」
「その敏感な脚を見せびらかしちゃってよぉ」
 春らしいベージュのストッキングに包んだ脚。シミひとつなく、静脈も透けて見えるその美しさ、妖艶さが、年下の男たちを挑発してしまっていたようだった。
「脚で男を誘ってるみたいだったんだけど。スカートはこんな透けて見えそうなやつでよぉ」
 膝の周りで蟹の足のような動きをさせる奴もいる。太腿をぐるりと周回させる奴もいる。そのひとつひとつが辛すぎて、真奈美の額には脂汗が滲んでいる。
「どうなんだよ。美味しそうな脚をわざと見せびらかしてんだろ」
 かぶりを振る以外には何もできない。
 真奈美の上半身にいた者も、脚への責めに参入してきていた。
 まだスカートは無事だ。“応援”が駆けつけるまでは着衣を?かずにウォーミングアップということだ。
 ペニスが勃起を待きちれず、ずきずきと痛んでいた。先端から液が滲んでいる感覚もある。
 内腿を指が這い上がってくるたび、そこに触れられるのではないかと冷や冷やするが、
「早く始めてもらいたいだろうが、まだまだだぜ」
 真奈美を焦らすつもりなのだ。
(…だめ…おかしくなりそう…)
 ペニスはパンスト生地で包んでヴァギナに被せるように固定されている。つまり後ろ向きだ、平常時はそれでなんともないが、何かのはずみで充血すると鈍痛を起こす。後ろ向きに固定してある限り勃起はしないが、カウパー氏腺液は滲んでくる。
 たとえ着衣の上からだとしても、 8 人がかりで全身を嬲られていれば無理もない。また脚への愛撫は、ストッキング越しであればむしろ直に触れられるよりも淫靡な性感をもたらしている。
 その上に--真奈美自身は知らないが、バイアグラを盛られているのだ。
 いまペニスの拘束を解けばたちまち勃起し、瞬時に跳ね上がるはずだった。その状態がもう、 1 時間近くも続いている--
 不意に携帯が鳴った。先にメールを打った男のものだ。
「うん、そうだ…え?…ま、いいだろ。それはそれで」
 メールを見て参加すると言って来たのか。だがそれだけではなさそうだ。
 不安になったが、いまは全身を襲ってくる性感と、ペニスの鈍痛に堪えるのが精一杯だ。
 そのときだ。
 ブオン!…
 遠くでバイクのエンジン音がする。
 ブロロロロ…
 ブロロロロロロ…
 1 台ではない。
(… 2 台?… 3 台?…)
 いや、この爆音の騒々しさはそんなものではない。
 キキキキキキキキ…
 騒々しくブレーキを掛ける音とともに、乱暴な足音が降りてきた。複数だ。
(…い、いや…)
 勢いよく扉が開くと、
「ひょおーっ…楽しいことしてんじゃん」
 どやどやと男の群れが押し入って来た。
「これはこれは… 34 歳のお姉さんですか。可愛いじゃないですか」
「溜まってるんだって?」
「全身愛撫されちゃって、辛いでしょ」
 恥ずかしさにかっと目を?くと、涙が散った。
 その間にも、バイクや車の爆音が近づいては停まり、男達が飛び込んで来る。
 ここは L 市でも人家の少ない場所にあるのだろう--
「…むーっ!…むううーーっっ!…」
 真奈美のくぐもった悲鳴。
「ちょっと待てよ…すげえな。いったい何人いるのよ」
「最初にメールしたのは 10 人だったけど」
「ちょっと派手に転送しすぎたか?」
(…転送…)
 絶望しながら、考える。転送が転送を呼べば--つまりチェーンメールのようになれば--
 際限なく集まってくるのでは?--
「どっかで打ち止めにしないとキリがないな」
「とりあえず時間で制限するか。あと 30 分」
(…これから 30 分も後じゃ…)
 “制限”にならない。男達はもう部屋いっぱいになっているのだ。
 いや、彼らはそんなことは承知でやっているのかも知れない。
「いま 12 になった。俺らと合わせてちょうど 20 」
 爆音はまだ近づいて来る--
(…無理っ…)
 20 人以上… 30 人かも、 40 人かも知れない、そんな人数に、輪姦される。
 それよりも、そんな大勢に、恥ずかしい秘密を見られてしまう。
「へへへぇ…お姉さん、美味しそうだねぇ」
 後から来た連中も真奈美に群がり始めた。うなじに唇を吸い付けたり、耳に舌を入れてくる奴もいる。
「さっき 25 人だったけど、また増えてるからねぇ」
「とんでもない数にマワされるんだねぇ。可哀想に」
「ひとり一発で済むと思うなよ」
「でもお姉さん、溜まってんだよな?…満足できるぜぇ」
 待ちきれない奴がブラウスを引き裂いた。
「…むううううーーっ…」
 続けてブラを毟り取る。小振りながら形のいい乳房が現れると、歓声が上がった。
 次いで手首の縄が緩み、一旦解かれると、今度は両腕を後ろにねじり上げられ、再び手首に縄が来る。後ろ手に縛られるのだ。
「声が聞きたいから、取っちまうぜ」
 猿轡を外された。
「…はあっ…はっ…いやっ!…」
 床に押し倒された。上半身に何人もが群がってくる。乳房を片方ずつ、 2 人に咥えられた。
「…ううううーーっ!…」
 もがくうち、パンプスが脱げた。スカートを落とされた。
「…やめてっ!…お願い、だめっ…だめなのっ!…」
 男たちは昂奮の極みにあるようだ。何を言っても聞こえない。
 続けてパンストを裂かれた。
(…ああ、もう、だめ…)
 今度こそ舌を噛もうと思ったとき、脚じゅうに指が来た。
「…ああ、あっ!…」
 ショーツにハサミが入って--抜き取られた。
「あん?」
 恐れていた時が--
「お前ら、ちょっと待て」
 パンスト生地で作った筒。その中身は、外からははっきりとは見えない。
「…なんだ、こりゃあ…」
 すっと、軸方向に撫でられた。
「…ああっ!…ひいいッ!…」
 勃起してはいないが、感度は限界にまで高まっているのだ。
 何事かと、男達が静まり返っている。ただし真奈美の上半身と足首を押さえつける手は緩まない。
「真奈美さん?…ずいぶんとでかいクリトリスだね」
 鷲尾が来ていた。彼の手はその感触を確かめるように包んでくる。
「…うっ…うっ…いや、あ…」
 啜り泣く真奈美。
 ペニスを後方に固定していた部分が外されると、ペニスが自由になる。
 鷲尾の手がそれを前方へ向けて、保護していた筒をすぽん、と抜き取ると--
 ぐん、と勃起した。
「…ああ、ああっ!…見ないでっ!…見ないでぇ…」
 押さえつけられている身では、かぶりを振ることしかできない。
 もう舌を噛む気力もなくしていた。
「…ひゃああ…」
 男たちがざわめく。真奈美に群がっていた連中も一旦手を引いている。
「真奈美さん?…」
 鷲尾は秘部に顔を近づけてヴァギナの存在を確かめている。
「割れ目がちゃんとあるってことは、男じゃないし、元男でもないよな」
 やっとのことで頷き、
「…女でも、ないわ…元女なのよ…」
 泣きじゃくりながら言う。
「そんなに悲観するなって。フタナリってやつだな。架空のもんだと思ってたけど、実在するとわかってラッキーだよ」
 真奈美は信じられない思いをしていた。化け物扱いされ、笑い物にされると思っていたのだから。
 だが--
 陵辱を免れるわけではないはずだった。
 不意にペニスを握られ、仰け反った。
「…ひいっ!…」
「真奈美さんよ。こいつはちゃんと射精するのか?」
 嘘をついても仕方がない。だが、射精すると自分の口で言うのも恥ずかしい。それで顔を背けた。
「言えよ」
「…どっちだって、いいでしょう…」
 悔しくて涙が流れた。
「ふふふ…射精するんだな。よおし」
 おとがいに手を掛けられ、鷲尾に見据えられた。
「モノがモノだけに扱いは十分心得てるから…まずはこいつがどんな反応をするのか、見せてもらおうか」
 鷲尾がやんわりと包むようなタッチで触れてくる。
「…くうっ、うっ…」
 退社するころからオナニーへの期待に精が湧き起こっていた。さらにバイアグラを盛られたせいで、真奈美のペニスはいつになく固く怒張し、射精の時を待ってびくびく脈打っている。精嚢には濃厚な精液が充満し、少しでも摩擦されればたちまち噴き出るはずだ。
「早く出したくてしょうがないんだろう」
「…そ、そんなことっ…」
「くくく…自分でおねだりしたら、いますぐ出させてやるけど」
 それだけは厭だった。苦しみに堪えながら、顔を背けた。
「じゃあ、虐め方を変えてみるか…どうするか、な」
 鷲尾がそう言ったとき、横から、
「社長、こんなものがあるんスけど」
 何か入れた箱を差し出す奴がいる。
「おれのオモチャ一式持ってきたんですが…その中の、俺のオナニーグッズでして」
「ははあ…こりゃ面白い。お前、こんなんで遊んでるのか」
「まあ、ちょっと」
「いいじゃないか。こいつをお姉さまに試してみたらっていうんだな?」
「これ、ヤバイすよ。相当キツイですもん」
 不安の眼差しの真奈美が見せられたのは、シリコン製のキャップだ。 5 cm ほどのごく細い管が伸びている。
「何だと思う…?」
 厭な予感がして、下目づかいにそれを見ながら、かぶりを振る。
「 SM プレイでは浣腸した後でよくアヌス栓てのをするんだが、それと似てるかな。ペニス栓を装着してあげるよ」
(…何ですって…)
「この管を尿道にずーっと挿入してね、最後はこのキャップを亀頭にかっちりはめるんだ」
 そんなことをされたら--
「…い、いやよ…」
「今にも射精しそうなのに、栓なんてされたら、ってか。だから面白いのさ」
 尿道に異物を挿入されるなど、真奈美は考えたこともない。
「…やめてっ…やめてください…」
「ちゃんと消毒してあるから、大丈夫だよ」
「素直におねだりしなかったペナルティだと思いな」
「じっとしてような、お姉さま」
 へへへ…と下卑た笑いを漏らしながら、男たちが真奈美を押さえつける。
「ペニスに触るなよ。すんでのところで出されたらつまらん」
「…いや!…いやですっ!…だめっ…あっ!…」
 チューブの先端が触れて、それはゆっくりと入ってきた。痛みはない。
「…うう、うっ…」
「ペニスを犯されてるみたいだな」
「…く、うっ!…」
 尿道が熱くなってきた。
「言い忘れたけど、特製の催淫剤を塗っといたから」
 早くも薬が効き始めたのか。その淫靡な感覚はペニス全体をじわじわと包んでくる。
「…あああっ!…」
「効いてきたようだな」
 管が最後まで中に入ると、今度はキャップが亀頭をすっぽりと覆った。
「…ひっ!…」
「くくく…細工は粒粒」
「これで、どんなに出したくても出せないな」
「さらにですね…」
 横の奴がリモコンを操作すると--
 ビビビビビビビビビビビ…
 亀頭のキャップが蠢動を始めた。バイブレータが仕込まれているのだ。
「…ひい、いーッ…」
 真奈美が悶え苦しむのを、男たちは冷酷に鑑賞している。
 それから、無限とも思える地獄が待っていた。

4 懇願

「…ううっ!…あううっ!…うぐっ!…」
 後ろ手に縛られて仰向けに押さえつけられ、左右の足首にも縄が掛けられて、両脚は 150 度ほどに開かされている。身体の柔らかい方ではない真奈美にとって、この両脚の角度はほぼ限界だった。
 全身にはローションがぬめり、そのローションをすり込むように男たちの手が這い、揉み込んでくる。
「チンポもギンギンにおっ勃ってるが、乳首もすげえなあ」
 そう言って乳首に吸い付いてくる奴。もちろん乳房も、脇腹も、うなじも、耳も、無事ではない。
 そして脚。ローションはストッキングに染み込み、男たちの指の動きを増幅する。もちろん、数十本の指が這い、十数枚の舌や唇、そして歯が這う。あまりの感覚に両脚はずっとぴくぴく痙攣している。
 そして、ペニス--
「…お、お願いっ…外してっ…ううっ!…」
 ペニス栓を挿入されて射精を封じられたうえ、キャップ部のバイブレータが亀頭の性感を容赦なくいたぶってくる。
 さらに、輪ゴムを束ねて作った間に合わせの拘束具が、ペニスの根本を締め上げていた。ペニス栓とこれがあるかぎり、真奈美は絶対に射精できない。
 そのペニス全体にももちろんローションが浴びせられ、鷲尾の両手が残酷なシゴキを加えていた。
「…ぐううっ!…あぐっ!…ううっ!…」
「ふふふ…その辛い感じはよーくわかるぜ…苦しいか?…」
 鷲尾は右手で竿部分を掴んで上下に動かしながら、左手で亀頭をキャップごとこねくり回す。
「観念して、おねだりしろよ。射精させてくださいってな」
 一刻も早くその瞬間を迎えたい。だが口にするのは恥ずかしい。それで顔を背けていると、不意にアヌスに何かが侵入してきた。アナルパールだ。
「…うああっ!…」
 それはずぶずぶと押し入ってきては、また出て行く。球のくびれがアヌスを通過するたびに、痺れるような性感が来る。
「…ひいい、いっ!…だ、だめっ…」
「アナルも随分感じるんだな。それじゃ、もうひとつだ」
 まだ何かあるのかと思い、首を上げると--
 鷲尾の顔が秘部の向こうにあった。
「…いっ、いやっ!…それだけは、しないでっ…」
 敏感すぎる真奈美にとってクンニリングスは辛い責めだ。まだ“女”だったころには、それで干からびるほど潮を吹かされたのだ。それをこの状況でされれば、気が狂う。
「その顔が『してほしい』って言ってるぜ。ここもぐしょ濡れじゃないか」
「…お願い、やめてっ…あっ…」
 ぺちょっ…と、厚い肉が触れる感覚に続いて--
 激しい性感が脳天を貫いた。
「…ひいいいいッ!…」
 鷲尾の左手はペニスを離れ、真奈美の腰をがっしりと抱えている。真奈美がどんなに悶え、身体をよじっても、彼の唇はヴァギナから離れない。右手は変わらずアナルパールの抽送を続けている。
「うまいぜ」
 ずずっ…ずずっ…と、愛液をすする音。肉襞を舌先がなぞり、唇がついばむ。
「いくらでも溢れてくらぁ」
 追い詰められていく真奈美。その全身を貪る男たちも熱狂的になっていく。
 やがて--子宮の奥を震わせて、絶頂の波が来た。
「…だめっ…もう、だめっ!…」
 真奈美の全身がぎゅん、と硬直する。
「…いやああッ!…」
 びゅうううううッ…
 ヴァギナから熱い液体がほとびり出た。
「…いくっ…いく、うっ!…」
 ぴくぴくと全身を震わせる真奈美。だが、それで全身への責めが止まるわけではない。
 そしてペニスは充血の度合いを増し、真奈美自身をなおも苦しめるのだ。
「こっちではいくらでもイカせてやるよ」
 クンニリングスが続く。たちまち 2 度目の波が来て--
「…ああっ…だめっ…」
 びゅううううッ…
「ふふふ…こっちも相当の潮吹きだな。イクときはそう言わないと、数えてやらないぞ」
 そのまま続けざまに 8 回達した。量は減っていったが、そのたびに潮も吹いた。絶頂するたびに急所の感度は増し、絶頂の感覚が短くなっていく。
 それでもペニスからの射精は戒められたままだ。ペニス栓が封じきれずに、亀頭の周囲にはぶくぶくと泡が立っている。あまりの感覚に歯を食いしばる真奈美。
 男たちは責めの部位を替えたり交代したりして、飽きもせずに真奈美の全身を貪っている。ローションと彼らの唾液、そして自身の汗にまみれた真奈美は悶絶寸前だ。
「…お、お願いっ…」
 もう限界だった。ヴァギナでいかされるだけならまだしも、射精を堰き止められたままでは気が狂ってしまう。
「何だ」
 ずぶり、とヴァギナに押し込まれるものがあった。バイブレータだ。
「…きゃあ、うっ!…」
 おもむろに抽送が始まる--
「お願いってのは何だ。言ってみろ」
 アナルパールに加えてバイブレータ。 2 本の異物が不規則に抽送されて、真奈美はまたしても追い詰められていく。
「…あああっ…だ、だめえ…いくっ…」
 びゅッ…
「自分で言わないと、射精はオアズケのままマワシに入るぞ。いいのか」
「…そ、そんな…」
「真奈美さん…結局な、メール転送が転送を呼んで、すげえ人数になっちまったよ。何人だと思う」
 30 とも、 40 とも思われたが--
「くくく…お姉さまは大人気だな。 50 人だよ」
 まさか--
「この週末いっぱい、かかるだろうな」
 50 人の男に輪姦されて悶え苦しんでいる自分を思った、そのとき、
「…あっ…うむっ!…」
 びゅッ…
 またしても達した。
「ああ?…なんだよ。 50 人にマワし殺されるのを想像してイッのか?」
「すげえマゾだ。お姉さま、ど変態だぜ。フタナリだし」
 男たちの嘲笑が途切れない。
 バイブとアナルパールはまだ動いている。もう限界を超えていた。
「…お願い、します…」
「何をだ」
「…射精させて…させてください…」
「射精したいのか」
「…したいです…ううっ…お願い…」
「射精させたら、どうする」
 この期に及んで、どうしろというのだろう。もともと監禁されて、縛られているのだ。抵抗はできない。
「…え…」
「何でも言うことを聞くか」
 その言葉に、何かおねだりをされているような、甘えられているような錯覚をして、
「…聞きますから…」
 そう答えた。
「確かだな」
 いやな予感がしたが、もう限界だった。一刻も早く射精したかった。
「おい、お姉さまに何をしたい?あるいは、してもらいたい?」
 耳打ちをする者がある。鷲尾はふん、ふん、と聞いて、
「そりゃいいな。モノはあるのか」
 と言う。真奈美を見て卑猥な笑みを浮かべる。
「…な…何?…」
「俺も一度やってみたかったんだ。お姉さまで試しにやってみるか」
 男に手渡されたものを見て、
「…ひっ…」
 思わず悲鳴を上げた。プラスチックの袋に入った注射針の束。
 鷲尾の手が真奈美の乳首に伸びて、揉み始めた。
「…まっ…」
 まさか--
 不安に満ちた眼差しで、揉まれる乳首と鷲尾の顔を交互に見る。
「まさか、何だって?…まだ何をするとも言ってないぜ」
「…そっ…」
「そうかぁ…ここに針を突き通される想像をしたんだな。そんな願望があったんだ」
「…ち…違いますっ…願望だなんて…」
「いいから、いいから。想像したってことは願望があるってことだろ」
 いひひひひ…と冷ややかな笑いが漏れる。
「お姉さま、覚悟してくださいねぇ」
「ハイテクの、痛くないやつじゃないから。ちゃんと痛いからねぇ」
 かぶりを振る真奈美。
「何でも言うことを聞くんだよな?」
 そう言う鷲尾はさらに別の男に耳打ちをされて、
「なるほど。それでいくか」
 怯える真奈美だが、ペニスは萎える気配がない。
「これからお姉さまに射精させる。そのザーメンをこのカップで受けて、量に応じた本数の針を刺す。そうさな… 1 cc につき 1 本でどうだ」
 見れば、透明なオナホールが彼の手にある。入り口は柔らかなスポンジだ。
 亀頭のバイブの蠢動が止まり、キャップが外される。そして、ずずずっ…と管が抜き取られる感覚。
「…ひいい…」
 あまりの感覚に真奈美はのたうつ。それだけで射精してしまいそうだったが、まだ根本を輪ゴムが拘束したままだ。
「ふふふ…なんだ。怯えたフリしやがって、期待してんだろ」
「…ち、違う…こわいの…」
「熟女のくせに可愛い子ぶるんじゃないよ。それが証拠に、さっき以上にギンギンじゃないか」
 鷲尾がナイフを手にした。
「真奈美さん、動くなよ。おい、押さえつけてろ」
 ペニスの竿を握ると、輪ゴムの束を 1 本ずつ切っていく。
 バツン!…バツン!…という音とともに衝撃が来る。
 いよいよ、射精させられる。でも、射精すれば乳首を注射針で貫かれる--
 その痛みは想像を絶した。だが--
「それとも、やっぱりやめておくか?このままマワシに入ったって、俺たちはいいんだぜ」
 そう言われて、観念した。針責めがいかに辛くとも、このまま射精を封じられているよりはましに思えた。
「…ひどいわ…」
 泣きながら、せめてもの抵抗をする。
「ふふふ…覚悟はできたと。じゃ、改めてお願いしてもらおうか」
 こしっ…とオナホールが動く。
「…ひっ…」
 全身への責めが再開された。年上の女の激しい“射精”、そして針責めに泣き叫ぶシーンが間近となり、男たちの熱気も最高潮だ。バイブとアナルパールは担当が変わり、先とは違ったペースの刺激を加えてくる。
「…ああっ…ひいッ!」
 オナホールはまたぴたりと動きをとめている。焦らしも最高潮だ。
「真奈美さん、お願いするんだよ」
「…しゃ、射精させてください…」
「その次のもだ」
 乳首への針責めも、真奈美の希望ということにしろというのだ。
「射精したあとは、どうされたいのかな?」
 こしっ…と、またオナホールが動く。そして止まる。
「…あぐううっ!…」
「言えよ。射精したあとは何をされたいんだ」
「…は、針を刺してください…乳首にっ…」
「くくく…よおし。 1 cc で 1 本だからな。痛い思いをしたくなければ、なるべくガマンするんだぞ」
 こしっ…
 たっぷりとローションを含んだスポンジが亀頭のくびれを淫靡に擦り上げ--
 こんどはその動きは止まらない。どころか、次第に速くなっていく。
 こしっ、こしっ、こしっ、こしっ、こしっ…
「…あああっ…う、うっ!…」
 これまでにもなかった絶頂の大きな波が起き、痺れるような性感がペニスを包んだ。
 このまま射精したら心臓が止まるのではないかと思った。
「…ひいいッ…怖いっ…助けてッ…あっ!…」
 もう、堪えきれなかった。
「よーし、出せ。おらっ!」
 鷲尾の手の動きが加速して--
「…ああ、あっ!…出る…出るっ!…」
 どぴゅうううッ…
 ついに激しく射精する真奈美。透明なオナホールの中に盛大に噴き出した。
「…ううっ、ううううーーーッ!…」
 どぴゅううッ…
 どぴゅうッ…
 どぴゅッ…
 何度吹き上げても、鷲尾は手を止めない。
 尿道口から間歇泉のように噴き上がる精液は、たちまち容器を満たした。
「…いく、うっ…うっ、うむっ…」
 びゅっ…
 ヴァギナからも潮が噴き出す。
 群がる男たちを振り払わんばかりに全身を跳ね上げ、がくがくと震えたあと、真奈美の身体はやがてぐったりと沈む。大量の精液を一気に絞り取られて、真奈美はそのまま気絶した。
 口からこぼれる泡が絶頂の凄まじさを物語っている--
「ふう…ふふふ、すげえな、お姉さまは…男ならこんなに出ないぜ」
「まだまだ出るかもな」
 カップに溜まった精液の量 4 cc 。
「 4 cc …ってことは 4 本」
 鷲尾がアルコールで自分の手指を、続けて真奈美の左の乳首を消毒する。
「おい、お姉さま、気絶してんなよ。約束だぜ」
「これからお楽しみなんだからよぉ」
 群がっていた男たちが真奈美を揺り起こす。
「…あ…」
 真奈美が意識朦朧としていては面白くない。完全に覚醒したところで、針を見せつける。
 いま激しく絶頂したために、乳首の感覚はさっきにも増して鋭敏になっていた。それを鷲尾が揉んでいる。
「…だめっ…やっぱりだめッ!…」
「くくく、そうそう。そう来なくちゃな。しっかり押さえてろ」
「…お願い、許して…お願いッ!…」
「自分でおねだりしたんだろうが」
 ちくりと冷たい感触。続けて--
「…ッ…」
 鋭い痛みが貫いてきた。
「…きゃあああああああああッ!…」
 身悶える真奈美を押さえつける男たち。今度は右だ。
「…ああああああッ!…い、痛いっ…」
 さらに左右 1 本目に垂直に、十字を組む形で 1 本ずつ。これで 4 本となった。
「…痛い…たすけて…」
 もともと敏感な乳首だ。ずきずきと痺れるような痛みが左右の乳房を包み、気が遠くなりそうだった。
 げっ…
 あまりの感覚に吐き気を催し、真奈美は空っぽの胃から胃液を吐く。
「もうコリゴリだよなあ、お姉さま」
 もちろんだ。気を失いそうな痛みなのだ。
「だけど、また勃起してんだよなあ」
「…えっ…」
 なんと言うことだろう。あれだけ激しく射精したのに、ペニスは再びいきり立っている。
「女は底なしって言うからな」
「乳首を虐められてコーフンしたんだよ」
 鷲尾の手が、今度は直にしごき始めた。
「…あっ…ううっ…」
 ずーんという鈍痛とともに、甘美な感覚。
「この後は 1 cc も出ないかも知れないから、射精 1 回につき針 1 本てことにしような」
(…ま、まだ?…)
「…お願い…もう、針はゆるして…」
「射精はさせてほしいわけか。貪欲だぜ、お姉さま」
「乳首は勘弁しといてやるよ」
 こしっ、こしっ、こしっ…
 真奈美は再び追い詰められ--
「…あああッ…だめっ…出る、うッ…」
 どぴゅううッ…

5 肉玩具

 それから 2 時間。真奈美は死んだように伸びている--
 乳首を十字に貫かれたうえ、乳房を針山のようにされ、全身はローションと汗、顔は涙に濡れて--
 ここまでにペニスから 15 回射精し、ヴァギナから 60 回潮を吹いた。普段のオナニーでも疲れ果てて眠ってしまうまで自身を虐める真奈美だが、今の消耗に比べれば可愛いものだった。今日 1 回目の射精で、すでにオナニーでの数回分を絞り取られているのだ。
 縛られたまま力を失っている真奈美を見下ろす 50 人の獣たち。これから、終わるとも知れぬ輪姦が始まろうとしている。
 足首の縄が解かれた。
 最初は鷲尾だ。真奈美の左右の太腿を抱えると、その中央に肉棒の先端を押しつける。小柄な真奈美には酷なサイズだった。
「ナマでいくぞ」
 ずうっ…
 一気に貫かれた。その衝撃で、
「…あああっ!…」
 半ば失神していた真奈美は覚醒する。ピストン運動が始まる。
「…ひい、いっ…」
「いい具合だぜ、真奈美さん」
 たくましい両手が真奈美の細い腰をがっちりと押さえつけ、肉棒が膣奥まで深々と抉る。
 鷲尾の腰が真奈美の腰にぶつかり、ぱんぱんと音を立てる。
「…あぐ、ううッ…ああっ…」
 またしても追い詰められていく真奈美。鷲尾の突き上げのせいで針山のようにされた乳房が揺れ、そこからは苦痛が見舞う。
 げっ…と、再び胃液を吐いた。
「…お願い…針が、痛いの…助けて…」
 啜り泣く真奈美。気絶もできない苦しみの中にありながら--
 なんということだろう。真奈美のペニスは再び勃起しつつあった。
「おお?…なんだなんだ、またおっ勃ってきてるぜ」
 それを鷲尾にぎゅうと握られると、ずうんと重すぎる鈍痛が来る。
「…あうっ…」
 鷲尾は激しいピストンに同期させるように、真奈美のペニスを再びしごき出した。
「…ひいいっ…もう、もうしないでッ…」
「もしかして、まだ出るってのか?」
「…もう、もう無理っ…出ませんっ…」
「どうだかな…くくく」
 鷲尾はピストンを一旦休み、再びいきり立つ真奈美のペニスにローションを浴びせる。
 その感触に、あっと仰け反る真奈美。そして--
 すっかり包皮を剝かれて露出した亀頭を右手で包むと、
 くちゅくちゅくちゅくちゅ…
 ペニス全体をしごく動作に加えて亀頭を荒々しく揉みしだく。
「…きゃうッ!…」
 ぐん、と上半身を湾曲させる真奈美。ペニスへのしごきはそのままに、鷲尾のピストンが再開される。
 先に盛られた催淫剤が効いていて、亀頭が熱く燃えるようだ。
「…だめっ…お願い、だめえっ…あッ!…」
 真奈美の口からひときわ切なげな叫びが上がると--
 びゅううううッ…
 鷲尾が揉みしだく亀頭の先端から、透明な液体が噴き出した。
 びゅうううッ…
 盛大に噴き上がり、真奈美の身体に落下するそれは、それまでに絞り取られたものより一段と透明度が高く、粘性は低い。
 おお?…と男たちがどよめく。
 鷲尾はピストンと右手の動きを止めない。思いがけない真奈美の反応に、その目は血走っている。
「ああああああああああッ」
 びゅううッ…
 びゅうッ…
 まさにペニスからの潮吹きに違いなかった。
「むう」
 どぴゅ、ぴゅ。
 真奈美の体内に鷲尾の欲情が注ぎ込まれる。
「…あうっ…うむっ…」
 全身をぴくぴくと痙攣させる真奈美。半ば白目を剝き、口からは泡を吐いている。
「すげえすげえ。チンポから潮吹きだぜ」
 真奈美の激しい絶頂ぶりに男たちは再び欲望を掻き立てられ、また全身に群がっていく--
「この後は潮吹き 1 回ごとに針を 1 本ずつ抜いていってやろう」
 いったん欲望を吐き出した鷲尾は、右の乳首を十字に貫いているうちの 1 本を抜いた。
「…ひいいっ…」
 激痛に覚醒させられる真奈美。
「今のは盛大だったから、 4 本抜いてやろう」
 あまりの痛みに泣きじゃくる真奈美を男たちが押さえつける。続けて 3 本が順に抜き取られ、乳首は針から解放された。
 だが、まだ 11 本が乳房の肉を貫通しているのだ。
「あと 11 回チンポから潮を吹けば、全部抜いてやるよ」
「…も、もう無理っ…許して…」
「さっきも無理って言ってたよな?」
 鷲尾が真奈美から離れると、すぐ次の男が入って来た。
「…ううっ…」
 上半身がびくりと仰け反ると、萎えきったはずのペニスがまた充血を始めた。
「ふふふ…お姉さま、チンポはまだまだシゴいてほしいって言ってますよ」
 またしてもローションが浴びせられ、ピストンと連動するシゴキが始まる--

 さらに 3 時間。
 35 人に犯される間、真奈美はとうとう 11 回、ペニスから潮を吹かされた。
 もともと空っぽになるまで射精させられていたから、盛大な 1 回目のあとで 11 回潮を吹くために、真奈美は大量のローションと催淫剤を使われ、常時十数人に全身の性感帯を責め苛まれなくてはならなかった。潮を吹く間隔は次第に大きく、噴き上げる量は次第に少なくなった。男たちのほうが堪えきれずに先に射精してしまうのだった。  乳房の針はゼロになったが--
 今は鷲尾から数えて28人目の男が犯している。何も出なくなるまで絞り取られたペニスは萎えたままだ。
「…お願い…休ませて…お願い…」
 息も絶え絶えに懇願する真奈美だが、男たちの欲望は煮えたぎっている。
「くくく…そうやって喘いでる姿もそそりますよ、お姉さま」
 男のピストンに、力なく揺すられる真奈美の身体。
「まだまだ後が控えてるからねぇ…そろそろペースを上げるか?」
 鷲尾が言うと、男がもうひとり前に出た。
 前を犯している男が真奈美を抱いたまま仰向けになる。男の上に俯せにされた真奈美の尻たぼを割って、そいつはアヌスにローションを塗りたくる。
「…なに?…何をするんです…」
「決まってんだろ…アナルも使うんだよ、お姉さま」
 肉棒の先端が粘膜に触れた。
「…いやっ!…そんなの、無理っ…」
 ずうっ…
 容赦なく、一気に貫かれた。
「…あああっ!…」
「さっきはアナルパールで随分感じてたじゃないか。こっちでもイカせてやっからな」
 前の男と微妙にずらしてピストンを加えてくる。敏感な粘膜が抉られては引き摺り出される感覚。
「…あうッ…い、いや…」
 後ろ手に縛られ、大柄なふたりに上下からサンドイッチにされて、押しつぶされるように犯される真奈美。
 すると--
「おいおい、まただよ」
 真奈美の下になっている男が嬌声を上げる。
「俺の腹に何か当たると思ったら、お姉さまのチンポがまた固くなってんだ」
「…やっ…」
 真奈美は鈍痛と恥ずかしさにかぶりを振る。
「アナルに突っ込まれて感じたんだな?」
「…ち、ちが…」
「違うのかよ」
 ぐいぐいとアヌスを掻き回されて、
「…ああ、あうッ!…」
 びくびくと硬直する真奈美の全身。昇り詰めたのだ。もう何十回目かの絶頂。
「イッたと思ったら、またしっかり勃起しやがったぜぇ」
 後ろの男にぎゅうと握られて、
「…いやああっ!…」
 のけぞり、かぶりを振った。
「まだまだシゴかれたいんだな?困ったチンポだよなあ」
 その手が上下に動き始めて、すぐに波が来た。
「…だめ、えっ…」
 びゅうううッ…
「すげえすげえ、また始まったぜ。少し休んだら回復したってか」
 ペニスをしごく手は止まらない。上下の男の微妙にずれたピストンも再開した。
「…いやっ、いや…あうっ!…」
 びゅううッ…
「…お願い、やめてっ…もう、死んじゃう…」
「死なないでくれよな」
 鷲尾が横に来ていた。
「あんたは普通の女よりよほど面白いオモチャだ。俺たちが責任もって可愛がってやるから、末永く楽しもうぜ…くくく」
 男との深い関係は諦めていた。男の手で女の悦びを与えられることも。
 それがまさか、年下の男たちの玩具にされるとは--
 だが、悲鳴とともに快楽を絞り取られるうち、玩具たる身の上に愛おしさを感じ始めている真奈美だった--

(C) 2012 針生ひかる@昇華堂

ਊℼⴭ匠⵴偈䘭ⴠ㸭ഊ㰠瑳潲杮㰾⁡牨晥∽瑨灴⼺瘯摩潥昮㉣挮浯愯∯慴杲瑥∽扟慬歮㸢꺓⼼㹡⼼瑳潲杮脾㱀瑳潲杮㰾⁡牨晥∽瑨灴⼺愯畤瑬挮湯整瑮⹳捦⸲潣⽭琢牡敧㵴弢汢湡≫茾荁荟莋鍧覮㳦愯㰾猯牴湯㹧䂁猼牴湯㹧愼栠敲㵦栢瑴㩰⼯楬敶昮㉣挮浯愯畤瑬∯慴杲瑥∽扟慬歮㸢覃䎃疃悃莃抃枃⼼㹡⼼瑳潲杮ਾ㰍ⴡ‭湅䠭ⵐ⁆ⴭਾ